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聴く道の発見
聴くことを育てる音楽教育
■著者: ラインヒルド・ブラス/ 翻訳: 古賀美春 神田純子
■出版社名: アウディオペーデ出版
【商品紹介】
ラインヒルド・ブラスはヴィッテンのヴァルドルフ教育研究所の音楽講師です。彼女は1979年に共同設立した自由ヴァルドルフ学校、ヴィーダーシューレ・ヴァッテンシャイトで建設的な仕事に長く携わり、1年生から8年生までの音楽教育のために、慣例に囚われない構想を育みました。その中心は動きと即興、そして新たに開発された多種多様な楽器にあります。そこで見出され、歩まれた「聴く道」が、初めての包括的な描写によって、今、響き始めます。8学年を通して、子どもたちに応じた在り方が練習から展開され、集中した考察に反映されます。-聴くことを真剣に取り上げ、ここに描写された幾つもの聴く道を、子どもたちと活動する中で歩み、自らも新たに多くの発見をしようとする人々を、本書が勇気づけられるよう願っています。
【登録情報】
版型:A5変形(155×217mm) 240頁
発行日:2016/10/3 (初版第一刷)
ISBN:978-4-904082-34-8
【目次】
序文
はじめに
状況
音楽するための前提
《私は歌えません!》 / 内的 外的条件 / 音楽と動き
聴覚の養成
聴覚の鏡としての声 / インスピレーションの源泉としての音楽授業
/ 傾聴する存在としての教師 / 音楽性の目覚め
各学年での実践
1年生
原像への問い
動きながら聴く練習 / 輪になる練習 / 四角形の練習
/ 三角形の練習
創造的自由
練習:演奏者の交替-共に歌うこと / 練習:《オーケストラ演奏》
明るさと真剣さ
音楽の前段階としてのファンタジー
練習:輪の中での自由な選択
笛とキンダーハープ そして7つの音への信頼
像と響き
2年生
多彩な楽器使用
練習 / 練習
みつけることの意味
注意深さの達人としての教師
笛
声
練習:《ミツバチ巣箱》-声当て / 練習:ついて行く
バランスをとる、聴く、演奏する
聴覚の空間
輪になって練習 / 練習:《背中で聴く》 / 練習:《目隠し遊び》
/ 練習:導くことと従うこと / 練習:石で演奏
/ 練習:《石のオーケストラ》
3年生
移行の時期
練習:五角形 / 練習:八角形
笛
練習:《笛オルガン》 / 練習:オスティナート
一声から二声へ
練習:《旅行の荷造り》
ライアー
楽譜
歌うこと
4年生
故郷としての歌
練習:《チューリヒ駅》 / 練習
リズムの練習
ハンドホルツを用いての練習 / クニーホルツを用いての練習
/ 練習:木を転がす
創造的カオス
分数計算のための練習
自由な歌唱と笛の演奏
練習 / 笛の練習
ライアー演奏
練習:流れる形 / 練習:二声の自由演奏
5年生
拍子とリズム
歌うこと
ペアーを組んで練習 / 練習:「歌っているのは何人でしょう」
笛
練習
6年生
多様性のチャンス
内的に聴く
4つのグループで練習
インターヴァルの導入
間にある空間の体験
練習
境界の体験
練習
音程を正しく取る
グロッケンシュピール
練習
太鼓
練習:左に-右に / 練習:4拍子と3拍子
/ 練習:模倣 / 練習:三つの太鼓での自由な会話
同時代人となること
7年生
共同体の中の個性
楽器即興グループ
練習
共に学ぶこと
声と声変り
8年生
即興を自立して導く
音の対話
三つの位置関係
動きの練習
メディア
授業の始まりと終り
楽器
木製の楽器 / 金属の楽器 / コロイの笛
/ その他のコロイ楽器 / キンダーハープ / ライアー
聴く人になる
感謝の言葉
文献
住所
あとがき
著者紹介
聴く道の発見