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シュタイナーの老年学 -老いることの秘密
■著者: 丹羽 敏雄
■出版社名: 涼風書林
【商品紹介】
身体の衰えというのはネガティブな意味だけなのだろうか、
それとも成長にとって不可欠なものだろうか…
本書は老いることの秘密をシュタイナーの霊学を基に解き明かそうとする。
若い世代にとっても必読の人生学。
意識魂を育てることは容易なことではありません。
それはシニア期においても継続的に取り組まれるべき課題です。
その課題に直面し始めるのが第六・七年期なのです。
※シニア期は、魂的・霊的存在である人間がいわばその生命力体や身体の崩壊、
死のプロセスを通して完成に向かう時期
本文より
『老年学』=著者はとてもユニークな題名で著してくれました。
老いを感情の中におし流されて表現することなく。または学問として通り一辺の自己満足で言い切ることをせず。…
シュタイナーを深く学んだ著者のお人柄からくる淡々とした語り口が7の数字のエポックに区切られた後半の人生を照らします。
しかも、「死の門」へ向って何か光輝く人生が切り開かれてゆくような気がします。
シュタイナーは人間・人生に向って何と楽観的なのだろうと感じました。明るい終焉(しゅうえん)は喜びです。
特に42才前後の方々からは必読の書と言えます…
古里大曲中学校の校歌に歌った(ホームページで調べてみて下さい。)「よく生きよ」のテーマを、13~15の中学生であった青少年達がまさに人生の鏡の中に「老年」を経てはじめて自分の人生にリアルに実現されているのも予感することができるのでしょう。
66頁「84年のバイオグラフィー・マップ」はすばらしいです。
レコメンド 精巧堂出版 越中 奉
【登録情報】
版型:A5判変形(151×200mm) 142頁
発行:2013年12月3日 初版第一冊発行
ISBN:978-4-903865-29-4
【目次】
1章 健やかないのちの力と記憶力
2章 豊かな感じる力はいのちを活性化させる
3章 齢を重ねることと人生の意味
4章 シニア期の七年のリズム
5章 死後の生と輪廻転生
6章 私たちの人生を導く高次の自我とカルマ
7章 個の時代におけるキリストとの出会い
シュタイナーの老年学 -老いることの秘密