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IAO(イーアーオー)
~人間の魂を代表する3つの響き~
■著者: ミヒャエル・デーブス 藤井馨子
■翻訳: 香川 裕子
■出版社名: ルドルフ・シュタイナー芸術アカデミー
【商品紹介】
IAOは(アイ・エイ・オーではなく)イー・アー・オーと話される母音のことです。幸田露伴が「音幻論」の中で心からの母音が、こだわりなく停まらずに喉の奥から発せられた時「あ」という母音は…「え」という母音は…「い」という母音のは…そして「お」という母音…また「う」という母音は…のような姿形を伴って「心の中に」「外側へも」意味をもって現れる出る…(いいかげんでごめんなさい)というような文を書いています。
「い・あ・お」すてきな動き。朝おきたり、夜ねむるとき、つかれた時、この仕草をくり返してごらんなさい。すてきな魔法の響きが、心の奥底から湧き出て来ます。実は、私、今お年寄り=「母」たちのところへ行ってですが「さあ《いあお》をね」と一緒に動いています。
さあ、この私が大好きな母音の「いあお」のことが書いている本が発売されました。手にしてみて下さい。
デーブス氏はドイツで、プリースター(キリスト者共同体の司祭)でありますし(理系、哲学系も修め)、幅広くアカデミックな教師の仕事もなさっています。
【登録情報】
講演者:ミヒャエル・デーブス
版型:A5判 105頁
発売日:2015/7/25
ISBN:978-4-904082-32-4
【目次】
刊行によせて
ミヒャエル・デーブス氏講演
IAO~キリストの覆いとしての驚嘆、共感、良心~
第一部 キリストの秘密
死を体験した唯一の神キリスト
ルチファーの特別さとキリストの普通さ
ルチファー的な憧れから道を踏み出すこと
キリストの地上的な道と受肉
キリストの器としての理想的な人間
一人の人間になった二人のイエス
血の秘密
キリストの覆いを創ることに呼ばれる人間
グループ・ワーク
第二部 良心について
二つの自我の体験
第2七年期の良心―権威による道徳性
第3七年期の良心―内的な権威
意志に訴える個的な良心
本来の道徳性としての自己同一性
第三部 キリストの覆いとしての驚嘆・共感・良心
共に苦しむという意味での共感
驚嘆
三つの関係性に逆行する現代の方向性
驚嘆・共感・良心とIAO
イエスになる道
キリスト以前のI-O-A
キリスト以後の世界におけるIAO
世界・隣人・自分とのキリスト的関係
西からの叡智の流れとキリストの再臨
キリストの顔における驚嘆・共感・良心
質疑応答
道徳性と第五エーテルについて
道徳性を強める行 - 振り返リ
オイリュトミーのIAOについて~その響きの起源と本質~
―藤井馨子
1.オイリュトミーの練習としてのIAO
1-1.ローリー・シュミッツヘの課題
1-2.I、A、Oの響きの性質、作用、所作の練習
1-3.オイリュトミー療法のIAO
1-4.魂の三つの働きとの関連
1-5.IAOの練習のヴァリエーション
2.I、A、Oにおける色の体験
3.オイリュトミーの前段階―エソテリックシューレ
3-1.朝の練習
3-2.晩の練習
3-3.自分の中のキリストの作用を感じる練習
4.I、A、Oの並びのヴァリエーション
4-1.AOI
4-2.IOA
4-3.AIO
5.オイリュトミー作品中のIAO
5-1.ゲーテ「神性(Das Gottliche)」
5-2.ルドルフ・シュタイナー「礎石のことば」
6.結び
訳者あとがき
IAO(イーアーオー)